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端午の節句 献立解説
- 「端午の節句」 お料理思考(お料理解説)
「菖蒲の節句」とも言われ武士にとっては尚武に通じるとして「尚武の節句」とも呼ばれ江戸時代では大変大切な行事でした。特に男の子の祭りとして祝い、定着しております。古来より菖蒲やよもぎには邪気を祓う力があると信じられ、菖蒲ではよもぎを結んだものを軒下につるす風習があり、今ではお風呂に入れ、入浴する習慣で引き継がれております。菖蒲酒といって菖蒲の根を酒に浸したものを病災を祓う為に飲んだものです。
節句の時の会食を節会(せちあい)、お料理をお節(せち)と申します。お節料理の特長は節句の意義や願いをお節に託して作られます。お節の献立は男の子が健康に育ち、立身出世が叶い災厄を払う力が込められております。
- お料理写真へ「端午の節句」 お料理献立
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【食前酒】 菖蒲酒
つつがない日常を送れますようにと災厄を祓う意味合いがあります。
【飾り箱】 ちまき 柏餅
粽は蛇を意味し、柏餅は柏の葉の薬効で健康に過ごせますようにと願って。
【大鉢】 鯉二題 花菖蒲
龍門の鯉にあやかりたく勢いを表現いたしました。菖蒲の薬効で難を祓います。
【変り高台】 奉書巻き 千歳鮑 茶筌(せん)茄子 青アスパラ
我が子の長寿を願う千歳鮑、必ずや実に成るようにと茄子、伸びやかに育つようにとアスパラで表しました。
【小鉢】 五色水晶
五色とは東西南北、それに中央を表し、男の子の活躍の世界を現します。
【祝肴・三皿】 結び鱚 烏賊ずし 海老具足 赤貝ずし 海老雲丹焼き 白磁芋吹流し 南瓜吹流し 小鮎香焼き 鴨ロース若草焼き たらば蟹気味焼き 萌黄あいなめ 鮃筒絹田 小つぼ三種
華やかな中にも力強さを表しました。色々な出来事もいと簡単に食せますように。
【椀】 五月椀 栄螺 花野菜吹雪
薫りたち自然の生命力の息づかいを閉じ込めました。
【刺身鉢】 兜盛 鯛 伊勢海老 紅白妻色々
武を尚、菖蒲の節句は武士にとって大切な節句、強くなれとの願いを込めての兜盛りです。
【皐月強肴】 鯛錦やき 烏賊鹿子やき 花ゆりね 新生姜 茗荷子 塩天豆
皐月の鯉に相応しく、野山海の今の幸でもう一献。
【白磁高台・強皿】 三色吹流ししんじょ 花昆布
吹流しや旗は家を表すものです。しんじょうで表現し花昆布では旗を表しました。
【金高杯・揚げ物】 奉書巻き 蟹 鮭 錦玉子
艶やかな食材を奉書に巻き気高さを表しました。
【皐月絵鉢・煮物】 伊勢海老具足煮 ちらし天豆
生命の源、煮物、武運の願いは足元から、具足を飾ります。
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